この付録の部分では共通したインストールの問題とその対策の説明があります。
![]() | 注意 |
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CD-ROMの中のブートイメージのサイズのため、 BIOSがRed Hat Linux CD-ROMからの起動を許可しない場合があります。 この場合、Red Hat Linuxを起動するためのブートディスクを作成する必要があります。 このディスクで起動すると、CD-ROMは正常に機能します。 |
Red Hat Linux CD-ROMから起動できない場合には、2つの解決案が考えられます。
CD-ROMからの起動が一番目になるようにBIOSを変更してCD-ROMから起動 するように設定します。
作成したブートディスクを使用して起動します。
BIOSの設定変更については、BIOSに入るためのキーボード操作と 変更のためのキー操作の組み合わせをご使用のシステムのマニュアルで 参照してください。または、起動時の画面案内で(表示されれば)入り方の キー操作を確認してください。
ブートディスクを作成するには、項1.4.3にある案内に従ってください。
ブートディスクを使用してRed Hat Linuxを起動するには、まず作成したディスクを フロッピードライブに挿入してコンピュータを起動/再起動します。フロッピーまたは リムーバブルディスクから起動するように設定されていることをBIOSで確認してください。
ブートディスクから起動できない場合、2つの解決案が考えられます。
ブートディスクからの起動が一番目になるようにBIOSの設定を変更します。
アップデートしたディスクイメージを使用して起動します。
BIOSの設定変更については、BIOSに入るためのキーボード操作と 変更のためのキー操作の組み合わせをご使用のシステムのマニュアルで 参照してください。または、起動時の画面案内で(表示されれば) 入り方のキー操作を確認してください。
アップデートされたブートディスクのイメージを入手するには、 次のリンク先でオンライのerrataを確認し、
http://www.redhat.com/support/errata |
項1.4.3の指示に従ってシステム用の 新しいブートディスクを作成してください。
一般的にセグメント障害として知られる シグナル11のエラーとは、そのプログラムがアクセスしたメモリのロケーションは 割り当てられていませんという意味です。
インストールの途中で致命的なエラーとしてシグナル11が表示された場合は、 システムバスのメモリ内のハードウェアエラーが原因だと考えられます。メモリ内の ハードウェアエラーは、実行可能なファイルの問題またはシステムのハードウェアの 問題を原因として発生する可能性があります。他のオペレーティングシステムと同じように、 Red Hat Linuxもそれ独自の命令をシステムのハードウェアに送ります。他のOSの中では正常に 機能するハードウェアでも、命令を遂行することができないことがあります。
ご使用のディスクがRed Hatの最新のインストールディスクと補助用のブートディスクで あることを確認してください。最新のバージョンがオンラインのerrataから入手できるか どうか確認してください。もし最新のイメージを使用してもまだエラーになる場合は ハードウェアの問題の可能性があります。通常このエラーの発生場所はメモリーか CPUキャッシの中です。BIOSでCPU キャッシュをオフにするとこのエラーがなくなる と考えられます。またマザーボードのスロットからメモリーを抜いて入れ換えてみて 問題がメモリかスロットに関連しているかを判定することができます。
64MBのメモリさえあればインストールを実行してみることもできます。 これはブートオプションのmem=64Mコマンドで インストールプログラムを起動することによって行なうことができます。 このオプションを試すには、インストールブートプロンプトで次のように タイプします。
boot: mem=xxxM |
xxxの部分にメモリの値をメガバイトで 入力します。
このコマンドはカーネルがマシン用に検出するメモリの値を上書きすることが できます。インストールプログラムでは16MBしか検出されないような旧システム (実際にシステムにはRAMがそれ以上存在する)、及びビデオメモリをメインメモリと 共有するビデオカードなどの新しいマシンなどにこのコマンドが必要かもしれません。
もう一つのオプションは、インストールCD-ROMにメディアチェックを実行する ことです。ISOイメージのチェックサムの保全性をテストするため、ブートプロンプトでの インストールで次のようにタイプします。
boot: linux mediacheck |
シグナル11 エラーに関しての詳細は 以下のサイトを御覧ください。:
http://www.bitwizard.nl/sig11/ |