本章ではグラフィカルな、マウスを使用するインストールプログラム を利用して、CD-ROMからRed Hat Linuxをカスタムにインストールする方法 を説明します。解説する内容は以下のとおりです。
インストールプログラムのユーザーインターフェースに慣れましょう。
インストールプログラムの起動
インストール方法の選択
インストール(言語、キーボード、マウス、パーティション設定など)時の設定手順
インストールの終了
![]() | 注意 |
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すでに他のオペレーティングシステムが インストールしてあり、Red Hat Linuxと他のオペレーティングシステム の両方を使用するためにデュアルブートを構成する場合は、 詳細情報を付録Gでお読みください。 |
以前にもグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)
を使用したことがあれば、この操作には慣れている
ことでしょう。マウスを使用して画面を操作、ボタンをクリック
する、テキストフィールドに入力するなどです。また、キーボード
上の
![]() | 注意 | |
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GUIインストールプログラムを使用したくない 場合は、テキストモードのインストールプログラムも利用可能です。 テキストモードのインストールプログラムを起動するには、以下の ブートコマンドを使います。
テキストモードインストールの手順の簡単な概要については項3.2を参照してください。 |
Red Hat Linuxインストールプログラムができることは、インストール プロセスのダイアログボックスだけではありません。各種診断メッセージ を利用することができ、さらにシェルプロンプトからコマンドを入力する こともできます。これらの情報はインストールプログラムによって、5つの 仮想コンソール上に表示されます。 仮想コンソールの切替えは、キーボードのキーを組み合わせて操作する ことによって簡単に実施できます。
これらの仮想コンソールは、Red Hat Linuxのインストール中に問題が 発生した場合に役に立ちます。インストールコンソールやシステム コンソールに表示されるメッセージは、問題を特定する上で参考に なります。仮想コンソールの一覧、仮想コンソール切り替えのための キー入力、仮想コンソールが表示する内容などについては 表3-1を参照してください。
一般的に、インストールの問題を診断しようと試みる時以外は、 特にデフォルトコンソール(仮想コンソール 7)から切替える必要は ありません。