G.3. partedによるパーティション設定

お客様への便宜のため、partedユーティリティが提供されています。これは自由に使用できる プログラムで、パーティションのサイズ変更ができます。

partedによってハードディスクドライブの再パーティション設定を行うには、 以下の2つを実行することが重要です:

G.3.1. Windows システムのパーティション設定

Windows専用のボックスで、Red Hat Linux用の領域を作る為にシステムのパーティション変更をする必要が ある場合があります。

最初にRed Hat Linuxの1枚目のCD を挿入してシステムを再起動します。レスキューモードで partedにアクセスする為にCDからブートする必要があります。 CDからブートすることが出来ない場合は、BIOS設定を編集する必要があるかも知れません。 BIOSの編集に関する詳細は、項3.3.1で御覧下さい。

CDからブートすると、ブートプロンプトが表示されます。そのプロンプトで linux rescueとタイプします。これがレスキューモード プログラムを起動します。

キーボードと言語の設定のプロンプトが出て来ます。Red Hat Linuxのインストール中に設定する のと同じ様に値を入力します。

次の画面でプログラムがレスキュー用のRed Hat Linuxを検索しますと いう表示をしてきます。この画面では、スキップを選択します。

スキップを選択した後、変更したいパーティションにアクセスする 為のコマンドプロンプトが現れます。

プロンプトの後にparted /dev/hdX 又は、parted /dev/sdX(変更したい パーティションのドライブを選択)とタイプします。ここでXとは そのハードドライブ上のパーティションの番号です。

printコマンドを使用して、現在のパーティションを表示し 削除すべきパーティションのマイナー番号、及びそのパーティションの開始と終了の ポイントを決定します:

print

サイズ変更するパーティションの使用領域は、新規のサイズよりも大きくては いけません。

警告警告
 

partedで変更したものはすべて すぐに反映されます。

パーティションのサイズ変更をするには、resizeコマンドを使用し 続けてパーティションのマイナー番号及び、開始点と終了点をメガバイトで入力します。 例えば :

resize 3 1024 2048

パーティションサイズが変更された後は、printを使用して パーティションサイズが正しくサイズ変更されか、正しいパーティションタイプか、 あるいは正しいファイルシステムタイプかなどを確認します。

パーティションサイズ変更の作業が完了すると、exitと タイプしてシステムをシャットダウンします。

最後に、システムを再起動します。再起動は自動的に始まるはずですが 始まらない場合、システムを手動で再起動して下さい。

これで Red Hat Linuxのインストールを始めることが出来ます。